- リップル・プライムの機関投資家がBTCオプション取引に直接アクセス可能に
- RLUSDでオプション取引が可能、追加KYC不要で即時利用
リップルとBTCオプション統合
米国の機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュは29日、リップルが提供するグローバル機関向けプライムブローカーサービス「リップル・プライム」との連携を拡充し、リップル・プライムの顧客がブリッシュのBTCオプション市場に直接アクセスできるようになったと公式発表した。
今回の統合により、リップル・プライムの機関投資家はすでに利用中のサブアカウント構造を通じて追加KYC手続きなしで即時に取引を開始できる。
担保にはリップルUSD(RLUSD)を含むステーブルコインが使用可能で、今後は複数取引所・OTCデスク間でのクロスベニュー証拠金管理も実装予定だ。ブリッシュのBTCオプション市場は仮想通貨決済ビットコインオプションの未決済建玉(オープンインタレスト)で世界第2位の規模を誇るという。
ブリッシュはブロック・ワンの創業者ピーター・ティールらが出資する機関向け仮想通貨インフラ企業で、規制準拠の取引環境と流動性を強みとしてきた。一方リップル・プライムは非銀行系プライムブローカーとしては世界最大級の一つで、マルチアセットの仲介・清算・ファイナンスサービスを提供し、2025年の清算額は3兆ドルを超えている。
両社は以前からスポット・無期限先物・期限付き先物での連携実績があり、今回はその延長としてオプション取引を加えた。
今回の統合で最も注目されるのは、計画中のクロスベニュー証拠金管理機能だ。機関投資家が複数の取引所やOTCデスクにまたがって担保を一元管理できるようになることで、資本効率の向上が見込まれる。
従来は取引所ごとに担保を分散して拠出する必要があったが、この仕組みが整備されれば同じ資金でより大きなポジションを管理できるようになる。