コンテンツにスキップ

原一民

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

原 一民はら かずたみ[1]1931年昭和6年〉[1]12月11日[2] - )は日本映画撮影監督本名は広原 一民ひらはら かずみ[要出典]東京都[1]新宿区大久保[要出典]出身。

経歴

[編集]

1953年に東京写真短期大学を卒業し[要出典]東宝の撮影助手として入社[1]。1969年に映画『死ぬにはまだ早い』で撮影技師へ昇格する[1]。以後、黒澤明今井正出目昌伸らの監督作品で撮影を務めた[1]

本編撮影を務めた映画『ゴジラ』(1984年版)では、従来の東宝特撮映画は本編が特撮に押されていると考え、特技監督の中野昭慶と打ち合わせを密に行い、本編と特撮を対等に作ることを目指した[1]

映画

[編集]
公開年月日 作品名 制作(配給) 役職
1954年4月26日 七人の侍 東宝 撮影助手
1955年11月22日 生きものの記録
1958年12月28日 隠し砦の三悪人
1961年4月25日 用心棒 東宝
黒澤プロダクション
(東宝)
1962年1月1日 椿三十郎
1963年3月1日 天国と地獄
1965年4月3日 赤ひげ
1969年6月14日 死ぬにはまだ早い 東宝 撮影
1969年7月12日 ハーイ!ロンドン 東京映画
渡辺プロダクション
(東宝)
1969年11月1日 日本一の断絶男 東宝
渡辺プロダクション
(東宝)
1970年4月4日 豹は走った 東宝
(東宝)
1970年7月4日 悪魔が呼んでいる
幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形[1]
1971年1月9日 若大将対青大将
1971年4月1日 誰のために愛するか
1972年4月5日 ヘアピン・サーカス 東京映画
(東宝)
薔薇の標的
1973年2月10日 卒業旅行 Little Adventure 東宝映画
(東宝)
1973年7月7日 忍ぶ糸 東宝映画
俳優座
(東宝)
1974年4月6日 神田川 東宝
国際放映
1974年7月20日 血を吸う薔薇[1] 東宝映像
俳優座
(東宝)
1974年11月2日 沖田総司 東宝映画
俳優座
(東宝)
1974年12月28日 エスパイ[1] 東宝映像
(東宝)
1975年3月15日 アグネスからの贈りもの 東宝映像
俳優座
(東宝)
1975年9月6日 動脈列島 東京映画
(東宝)
1976年10月23日 星と嵐 東京映画
M・M・C
(東宝)
1976年10月23日 あにいもうと 東宝映画
(東宝)
1979年1月20日 子育てごっこ 五月舎
俳優座
独立映画センター
1979年11月3日 遠い明日 東宝映画
(東宝)
神様なぜ愛にも国境があるの
1981年7月11日 ブルージーンズ メモリー
1981年7月21日 裸の大将放浪記 山下清物語 現代ぷろだくしょん
1982年6月12日 ひめゆりの塔 芸苑社
(東宝)
1982年10月23日 ユッコの贈りもの コスモスのように 現代ぷろだくしょん
共同映画
1984年3月17日 さよならジュピター[1] 東宝映画
イオ
(東宝)
1984年11月10日 しのぶの明日 活人堂シネマ
日本ヘラルド映画
1984年12月15日 ゴジラ[2][1] 東宝映画
(東宝)
1985年10月26日 想い出を売る店 サンリオ
1988年7月23日 優駿 ORACION フジテレビ
仕事
(東宝)
1990年5月25日 黒澤プロダクション
(東宝)
撮影協力
1995年6月3日 きけ、わだつみの声 Last Friends 東映
バンダイ
撮影

受賞歴

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l 1984コンプリーション 2019, p. 27, 「STAFF MESSAGE 原一民」
  2. ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「12月11日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、356頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]