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国道326号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道
国道326号標識
国道326号
地図
総延長 67.4 km
実延長 54.2 km
現道 54.2 km
制定年 1970年昭和45年)
起点 宮崎県延岡市北緯32度35分11.8秒 東経131度40分38.2秒 / 北緯32.586611度 東経131.677278度 / 32.586611; 131.677278 (国道326号 起点)
主な
経由都市
大分県佐伯市
終点 大分県豊後大野市犬飼町
久原交差点(北緯33度4分19.4秒 東経131度38分17.7秒 / 北緯33.072056度 東経131.638250度 / 33.072056; 131.638250 (久原交差点)
接続する
主な道路
記法
国道10号標識 国道10号
国道218号標識 国道218号
国道388号標識 国道388号
E10 東九州自動車道
国道502号標識 国道502号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

国道326号こくどう326ごう)は、宮崎県延岡市から大分県豊後大野市に至る一般国道である。

概要

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以前は川の上流、渓谷に沿って建設していたため、幅員が狭く1車線の狭隘な道路が続き、離合が困難な箇所が多かったが、1980年代から道路の拡幅やバイパス道路整備などの道路改良が行われ、1998年平成10年)の桑の原トンネルの開通をもって全線2車線の快走道路となった。この道路改良により国道10号宗太郎越と時間距離が逆転したため、以後一般道路で大分市方面と宮崎県間を結ぶメインルートとして実質的に国道10号のバイパスの役目を果たしている。また歴史的にも、明治期に現国道10号のルートが国道指定されるまでは、本路線が踏襲している旧日向街道が日豊間のメインルートであったため、原点回帰をした形となっている。

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1] に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

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路線状況

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県境(宮崎県側)
唄げんか大橋(大分県佐伯市宇目
ととろ入口交差点(大分県佐伯市宇目)

通称

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  • 三国街道

バイパス

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  • 三国バイパス
  • 桑の原バイパス
  • 八戸バイパス
  • 宇目バイパス
  • 内山バイパス

重複区間

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  • 国道388号(宮崎県延岡市昭和町(起点) - 延岡市大門町)
  • 国道10号(宮崎県延岡市昭和町(起点) - 延岡市北川町川内名・曽立交差点)
  • 国道502号(大分県豊後大野市三重町市場・市場一区交差点 - 豊後大野市三重町小坂・三重原交差点)

道路施設

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橋梁

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  • 宮崎県延岡市[4]
    • 祝子大橋:横長128 m[5]、祝子川(粟野名町)
    • 恵比須橋:横長311 m、北川(北川町川内名)
    • 大黒橋:北川(北川町川内名)
    • 毘沙門橋:横長242.0 m、北川(北川町川内名)
    • 福寿橋:北川(北川町川内名)
    • 布袋尊橋:北川(北川町川内名)
    • 寿老人橋:横長109 m、北川(北川町川内名)
    • 椎屋橋:横長7.7 m
    • 山神橋:横長6.5 m
    • 長原橋:横長49.8 m
    • 榧小屋橋:横長93.0 m
  • 大分県佐伯市[6]
    • 新桑の原橋:横長57 m、桑原川(宇目大字南田原)
    • 梅の里橋:清部谷(宇目大字南田原)
    • 鷹鳥屋橋:管谷(宇目大字南田原)
    • 南田原橋:烏帽子谷(宇目大字南田原)
    • 熊野橋:横手谷(宇目大字南田原)
    • 唄げんか大橋:中岳川(宇目大字南田原)
    • 田代大橋:横長100 m、広田川(宇目大字南田原)
    • 田原大橋:横長19.6 m、田原川(宇目大字南田原)
    • 平瀬大橋:横長108 m、北川(宇目大字小野市)
    • 越野陸橋(宇目大字小野市)
    • 名称不明:黒原川(宇目大字小野市)
    • 小野市大橋:61.6 m、北川(宇目大字小野市)
    • 釘戸橋:横長74 m、北川(宇目大字小野市)
    • 中の原橋:横長70 m、北川(宇目大字小野市)
    • 柚の木迫橋:横長60 m、北川(宇目大字小野市)
    • 黒土橋:北川(宇目大字小野市)
    • 土取橋:北川(宇目大字小野市)
    • 赤迫橋:横長60 m、北川(宇目大字小野市)
    • 中園橋:北川(宇目大字小野市)
    • 平野橋:横長48 m
    • 上津小野橋:北川(宇目大字小野市)
    • 桜坂橋:北川(宇目大字小野市)
    • 三国峠橋:横長142 m、北川(宇目大字小野市)
    • 柳瀬橋:107.5 m
  • 大分県豊後大野市[6][7]
    • 奥畑橋:小木浦川(三重町奥畑)
    • 坂本橋(三重町鷲谷)
    • 猿石橋:内の下谷(三重町鷲谷)
    • 芳の奥橋:芳の奥谷(三重町鷲谷)
    • 窟岩橋:鷲の巣谷(三重町鷲谷)
    • 松谷大橋(三重町内山)
    • 観音大橋(三重町内山)
    • 内山大橋:北谷(三重町内山)
    • 鳥居木橋(三重町内山)
    • 新鬼塚橋:橋長19.8 m、三重川(三重町内田)
    • 御霊橋:横長14.8 m、秋葉川(三重町秋葉)
    • 弁天橋:玉田川(三重町赤峰)
    • 浅瀬橋:又井川(三重町浅瀬)
    • 大宮橋:横長170 m、三重川(犬飼町大寒)
    • 山奥橋:横長12.5 m(犬飼町大寒)
    • 鉢久保橋:横長10.5 m
    • 奥田跨線橋:横長18 m
    • 高松陸橋:横長12.5 m
    • 新鬼塚橋:横長19.8 m
    • 下津尾橋:横長8.4 m
    • 犬飼大橋:横長258 m、大野川(犬飼町下津尾 - 犬飼町久原)

トンネル

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起点から

  • 宮崎県延岡市[8]
    • 和田越隧道:延長160 m(無鹿町一丁目 - 大峡町、国道10号重複区間)
    • はゆまトンネル:延長265 m(北川町長井、国道10号重複区間)
    • 八戸トンネル:延長291 m(北川町川内名)
    • 椎葉谷トンネル:延長512 m(北川町川内名)
    • 上河原トンネル:延長332 m(北川町川内名)
    • 下赤稲荷トンネル:延長297 m(北川町川内名)
    • 上赤トンネル:延長243 m(北川町川内名)
    • 先の越トンネル:延長145 m(北川町川内名)
  • 大分県佐伯市[9]
    • 桑の原トンネル:延長1,613 m(宇目大字南田原)
    • 堂間トンネル(宇目大字南田原)
    • 三国トンネル:延長1,176 m(宇目大字小野市 - 豊後大野市三重町奥畑)
  • 大分県豊後大野市[9][7]
    • 小木浦トンネル:延長394 m(三重町奥畑)
    • 奥畑トンネル:延長737 m(三重町奥畑)
    • 鷲谷トンネル:延長143 m(三重町鷲谷)
    • 中茶屋トンネル:延長98 m(三重町鷲谷)
    • 松谷トンネル:延長417 m(三重町内山)
    • 内山トンネル:延長97 m(三重町内山)
    • 田原トンネル:延長168 m(犬飼町田原)

道の駅

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  • 宮崎県
  • 大分県
    • 宇目(佐伯市宇目大字南田原)
    • みえ(豊後大野市三重町宮野)

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 都道府県名 市町村名 交差する場所
国道10号 / 延岡バイパス 重複区間起点
国道218号 / 神話街道
国道388号 重複区間起点
宮崎県 延岡市 昭和町 起点
宮崎県道223号延岡港線 粟野名町
国道388号 / 無鹿バイパス 重複区間終点 大門町
宮崎県道16号稲葉崎平原線 無鹿町 和田越交差点
宮崎県道219号日向長井停車場線 北川町長井
E10 東九州自動車道 / 延岡道路 北川町長井 21 北川IC
国道10号 重複区間終点 北川町川内名 曽立交差点
宮崎県道・大分県道6号日之影宇目線 / 三国街道 大分県 佐伯市 宇目大字南田原 ととろ入口交差点
大分県道39号小野市重岡線 宇目大字小野市 宇目町上小野市交差点
国道502号 重複区間起点 豊後大野市 三重町市場 市場一区交差点
大分県道517号三重停車場線 三重町市場 市場ロータリー交差点
大分県道35号三重弥生線 三重町市場
国道502号 重複区間終点 三重町芦刈 三重原交差点
大分県道636号百枝浅瀬野津線 / 日向街道 重複区間起点 三重町宮野
大分県道636号百枝浅瀬野津線 / 日向街道 重複区間終点 犬飼町大寒
大分県道57号竹田犬飼線 / 肥後街道 犬飼町下津尾 下津尾交差点
大分県道631号中判田犬飼線 犬飼町久原
国道10号 犬飼町久原 久原交差点 / 終点

交差する鉄道

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路線付近の標高

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高低図(横軸は起点からの路線距離[注釈 5]

沿線

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起点から

脚注

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注釈

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  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b 2005年3月31日、大野郡朝地町・大野郡犬飼町・大野郡大野町・大野郡緒方町・大野郡清川村・大野郡千歳村・大野郡三重町が合併して、豊後大野市発足。
  3. ^ 2007年3月31日、延岡市に編入。
  4. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
  5. ^ 起点からの直線距離ではない。

出典

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  1. ^ a b 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2016年1月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月18日閲覧。
  3. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
  4. ^ 橋りょうの長寿命化修繕計画” (PDF). 宮崎県橋りょう長寿命化修繕計画の策定について. 宮崎県県土整備部道路保全課. pp. 29-30 (2015年3月). 2018年10月26日閲覧。
  5. ^ 橋梁個別施設計画” (PDF). 国土交通省九州地方整備局. p. 62 (2017年12月). 2018年10月26日閲覧。
  6. ^ a b 平成27年度(第2回)大分県道路メンテナンス会議 会議資料” (PDF). 国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所. p. 38 (2015年8月26日). 2018年10月26日閲覧。
  7. ^ a b H28豊後大野土木管内図” (PDF). 大分県豊後大野土木事務所 (2017年4月). 2020年10月19日閲覧。
  8. ^ 【宮崎県】トンネル維持管理計画(短期計画)” (PDF). 宮崎県におけるトンネルの維持管理について. 宮崎県県土整備部道路保全課 (2015年11月25日). 2016年1月11日閲覧。
  9. ^ a b 大分道路トンネルリスト” (PDF) (2006年12月18日). 2016年1月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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