トーセ
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
市場情報 |
大証1部(廃止) 4728 2013年7月12日上場廃止 |
本社所在地 |
日本 〒600-8091 京都府京都市下京区東洞院通四条下る元悪王子町57 北緯35度0分9.41秒 東経135度45分39.13秒 / 北緯35.0026139度 東経135.7608694度座標: 北緯35度0分9.41秒 東経135度45分39.13秒 / 北緯35.0026139度 東経135.7608694度 |
本店所在地 |
〒618-0081 京都府乙訓郡大山崎町字下植野小字二階下13番地 北緯34度54分31.63秒 東経135度42分3.24秒 / 北緯34.9087861度 東経135.7009000度 |
設立 | 1979年11月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 2130001030304 |
事業内容 |
家庭用ゲームソフトの企画・開発・運営 モバイル・インターネット関連コンテンツの企画・開発・運営 |
代表者 | |
資本金 |
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発行済株式総数 |
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売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 |
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決算期 | 8月31日 |
会計監査人 | 監査法人京立志[2] |
主要株主 |
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主要子会社 |
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外部リンク |
www |
株式会社トーセ(英: TOSE CO.,LTD.[3])は、日本のゲームソフト開発会社。本社は京都府京都市下京区。
概要
[編集]多くのゲームソフト会社と受託開発契約(アウトソーシング)を結び、開発したゲームソフトやモバイルコンテンツ数は約2300タイトルに達している[4]。ゲーム業界最大手の受託開発会社と見られる。
トーセ自体は完全オリジナル作品の『伝説のスタフィー』シリーズ(任天堂)のみの著作権を管理しており[注 1]、任天堂以外のメーカーの下で開発を担当した作品については、ゲーム中の著作権表記含め同社が開発に関わったことを基本的に公にしていない。このため、開発に携わった全ゲームタイトルの全容はいまだに明かされていない。そのことから「ゲーム業界の影武者」と称される。同一スタッフが複数社のゲーム開発に関わるため、エンディングのスタッフ名の多くは本名でない。古くは、SNK社の『サスケvsコマンダー』(1980年)などのアーケード作品も手掛けたが、その後は主にコンシューマー作品が中心である。
ソフトウェア開発がほぼ外注化されているスクウェア・エニックスの旧エニックス部門やバンダイナムコエンターテインメントのバンダイレーベル(旧バンダイ)などはもとより、大手メーカーの看板タイトルクラスの開発を担当していることもある。そのため、社内の各開発チーム間の情報は一切遮断されているという。
エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売された『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの開発に携わったことで、その存在が知られるようになった[5]。また、大型版権の『ファイナルファンタジーシリーズ』や『ドラゴンクエストシリーズ』のメインシリーズなど、旧作のリメイク移植を受託していることもある。『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』のサウンドプログラムも担当した。
トーセ自身が自社開発製品である事を公にしているものは、前述『サスケvsコマンダー』[6]のほか、『ヴァンガード』[6](以上SNKの販売)や任天堂より発売された『伝説のスタフィー』シリーズなど、ごくわずかである。
なお、自社ブランドにこだわらずに受託開発に徹する理由としては、自社ブランドでリリースすると取引先が競合相手となることで、取引上の信頼関係が崩れてしまうことを防ぐためとしている[7]。また、開発タイトルを非公表としている件については顧客間の守秘義務を理由としている。[8]
2007年12月、ゲーム制作費、顧客情報等のファイルがインターネット上に流出した[9]。
2008年には角川書店、講談社、集英社、小学館の4社と共同でリブリカを設立、Wii向けに電子コミック配信事業などを開始する。
沿革
[編集]- 1979年11月 - 株式会社東亜セイコー(略称東セ)より分離独立し、京都府京都市東山区に株式会社トーセを設立。
- 1984年4月 - ファミリーコンピュータ用ソフトウェアの開発に着手。
- 1986年5月 - 京都府乙訓郡大山崎町に本社を移転。
- 1999年
- 2000年9月 - 東京証券取引所第二部に株式を上場。
- 2001年
- 2004年10月 - 東京都渋谷区に「株式会社フォネックス・コミュニケーションズ」を設立。
- 2013年6月 - フィリピン共和国マニラ首都圏に現地法人「TOSE PHILIPPINES, INC.」を設立。
- 2022年4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。
- 2024年8月 - TOSE PHILIPPINES, INC.および札幌開発センターの閉鎖を発表[10]。
開発に携わったゲームタイトル(一部)
[編集]- カービィのブロックボール(ゲームボーイ)
- ファイナルファンタジーV(PlayStation、ゲームボーイアドバンス)
- ファイナルファンタジーVI(PlayStation、ゲームボーイアドバンス)
- ファイナルファンタジーピクセルリマスターシリーズ6作(Steam、iOS 、Android 、Amazon)[11]
- ワールド オブ ファイナルファンタジー(開発サポート)[12]
- ワールド オブ ファイナルファンタジー マキシマ(開発サポート)[13]
- ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド(ゲームボーイ・カラー共通)
- ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(PlayStation(グラフィックアシスト))
- ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵(ゲームボーイ・カラー共通)
- ドラゴンクエストモンスターズ1・2 星降りの勇者と牧場の仲間たち(PlayStation)
- ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート(ゲームボーイアドバンス)
- スライムもりもりドラゴンクエスト 衝撃のしっぽ団(ゲームボーイアドバンス)
- ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君(PlayStation 2(サウンド)、ニンテンドー3DS)
- スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団(ニンテンドーDS)
- ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー(ニンテンドーDS)
- ドラゴンクエストIX 星空の守り人(ニンテンドーDS(サウンド))
- ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2(ニンテンドーDS)
- ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル(ニンテンドーDS)
- スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団(ニンテンドー3DS)
- スーパーテトリス 3
- ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D(ニンテンドー3DS)
- ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP[14]
- ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン(多機種(開発協力))
- ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵(ニンテンドー3DS)
- ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3(ニンテンドー3DS)
- ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル(ニンテンドー3DS(開発サポート))[15]
- ドラゴンクエスト ライバルズ(iOS、Android 、Yahoo!ゲーム(開発サポート)[16][17]、Nintendo Switch[18])
- ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅(Nintendo Switch)
- いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY(開発サポート)[19]
- スーパープリンセスピーチ
- 光神話 パルテナの鏡
- 伝説のスタフィー
- 伝説のスタフィー2
- 伝説のスタフィー3
- 伝説のスタフィー4
- 伝説のスタフィー たいけつ!ダイール海賊団
- カラオケJOYSOUND Wii
- Nintendo×JOYSOUND WiiカラオケU[20]
- クラフトカードゲーム ドットヒーローズ[21]
- サウザンドアームズ
- ふたりで!にゃんこ大戦争[22]
- スーパーロボット大戦MX
- ファイトリーグ(開発サポート)[23]
- スプラトゥーン2(開発サポート)[24]
- 千銃士(開発サポート)[25]
- SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(デザインサポート)[26]
- データカードダス アイカツプラネット!
- うたわれるもの ロストフラグ
- SCARLET NEXUS[27]
- ラグナロクオンラインDS
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 組織図 - 株式会社トーセ
- ^ a b c d e f g h i j k l 株式会社トーセ『第44期(2022年9月1日 - 2023年8月31日)有価証券報告書』(レポート)2023年11月30日。
- ^ 株式会社トーセ 定款 第1章第1条
- ^ “トーセについて3つのこと”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “未来のゲームクリエイターを探せ ファミコンソフトから開発手がける会社が実践講座 京都”. SankeiBiz(産経新聞社). 2019年8月13日閲覧。
- ^ a b “沿革|会社情報”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “公式サイトQ&A”. トーセ. 2010年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月13日閲覧。
- ^ トーセ 会社情報 「トーセについての3つのこと」より
- ^ 「2007.12.18 業務情報漏洩に関するお知らせ」より。
- ^ “トーセ、フィリピン子会社と札幌開発センターの閉鎖決定…開発技術力や開発効率の向上が難しい拠点閉鎖、1億2100万円の特損”. gamebiz (2024年8月27日). 2024年8月28日閲覧。
- ^ “「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター シリーズ」の開発をさせていただきました。”. 株式会社トーセ. 2022年3月21日閲覧。
- ^ “「WORLD OF FINAL FANTASY」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「ワールド オブ ファイナルファンタジー マキシマ」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP」の開発をさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「ドラゴンクエストライバルズ」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “Yahoo!ゲーム版「ドラゴンクエストライバルズ」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “Nintendo Switch™版「ドラゴンクエストライバルズ」の開発をさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “社長が訊く『Wii U』Nintendo×JOYSOUND WiiカラオケU篇”. 任天堂. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「クラフトカードゲーム ドットヒーローズ」の開発をさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「ふたりで!にゃんこ大戦争」の開発をさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「ファイトリーグ(TM)」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「スプラトゥーン2」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “スマートフォン向けゲームアプリ「千銃士」の開発をサポートさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」のデザインサポートをさせていただきました。”. トーセ. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “「SCARLET NEXUS」の開発をさせていただきました。”. トーセ. 2021年7月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 株式会社トーセ - 公式ホームページ
- トーセ - メディア芸術データベース