異国情緒を感じる神戸・北野坂。
歴史を感じる通りから少し入った場所に、CLUB DOMAはあります。
31周年を迎えた、神戸の老舗SMバーです。
重厚な扉を開けると、そこには秘密の世界が広がっていました。
螺旋階段を使って地下へ下りていきます。
店内は怪しい光に包まれ、バブル期を感じる豪華で重厚なインテリア。
いたるところに拘束具やフェティッシュなアイテムが飾られています。
さらに、店内にはさまざまなアート作品も。
どこを見ても気になるものがあり、眺めているだけでも飽きません。
現在、CLUB DOMAのオーナーママを務めているのがミワコさんです。
オーナーとしては3代目、ママとしては6代目。
31年というお店の歴史の長さを感じます。
歴代のオーナーやママたちの想いを大切にしながら、CLUB DOMAを受け継いでいます。
ポールダンサーから、老舗SMバーのオーナーへ
ミワコさんは、CLUB DOMAのオーナーママになる以前、ポールダンサーとして活動していました。
実は、オーナーになる前にもCLUB DOMAを訪れたことがあります。
といっても、遊びに来ていたわけではありません。
ポールダンスショーの代打やヘルプとして、2〜3度ステージに立ったことがある程度だったそうです。
SM系のイベントに出演する機会はありましたが、ミワコさん自身がSMショーをしていたわけではなく、共演者のショーを見ていたくらい。
ご本人曰く、「SM界では本当にペーペー」だったそうです。
当時はコロナ禍。
飲食店にとって厳しい時期です。
そんな中、ミワコさんはCLUB DOMAが閉店するという話を偶然耳にしました。
自分が「こういうお店があったらかっこいいなあ」と思い描いていた空間が、まさにここにある。
そんな場所がなくなろうとしていました。
そして、ミワコさんは「なんでここでやらないの?」と声をかけられます。
この場所がなくなってほしくない。
やらなきゃいけない。
運命の流れに身を任せ、CLUB DOMAのオーナーになることを決断しました。
驚いたのは、そのタイミングです。
なんと、閉店予定の6時間前。
ミワコさんの決断がなければ、私は今回CLUB DOMAへ遊びに来ることができませんでした。
31年の歴史が残る店内
ミワコさんは、ファッションやアートも大好き。
とてもおしゃれで、ポールダンスで鍛えられたきれいなボディラインも相まって、モデルさんのようです。
店内を案内していただきながら、お気に入りの場所も教えてもらいました。
ひとつは、クッションになっているかわいらしい壁。
そして、バブル期を感じるガラスブロックです。
現在では、同じものを作れる職人さんもほとんどいないそう。
長く続くCLUB DOMAだからこそ残っている風景です。
VIPルームには、先代のオーナーがニューヨークで購入した拘束具や、ミワコさんが持ってきた燭台など、こだわりのアイテムが並びます。
重厚な雰囲気の部屋を見ながら、私は「イカゲームのVIPルームみたい」と思いました。
そして、CLUB DOMAはお手洗いも少し変わっています。
カーテンをきちんと閉めないと、ガラスブロックを覗いた時に中が見えてしまう不思議な作りです。
中へ入ると、1970年代の欧米の病院のような雰囲気。
病院が怖い私にとっては、なかなか恐怖を感じる光景でした。
薬品棚には、さまざまなガラス瓶や医療機器が並んでいます。
その中には、数代前のママの血液が入った小さな小瓶も。
ミワコさんによると、どのママの血液なのかはわからないそうです。
さらに、棚には鍵がかけられていますが、その鍵がどこにあるのかも謎。
現在は開けることができません。
歴代のママの血液まで残っているなんて。
CLUB DOMAの31年の歴史は、お手洗いにも残っていました。
お手洗いのスペースまで非日常。
もちろん、店内には吊床もしっかりと完備されています。
滑車付きの吊床もあり、いろいろなショーができそうです。
見れば見るほど、31年という時間を感じるCLUB DOMA。
こんな素敵な空間のママをしているミワコさんに、ここからはもう少しゆっくりお話を伺いました。
SでもMでもない、フラットな立場
私は女王様という仕事はしたことがないんです。私自身は、すごくフラットです。
私もSMの世界ではフラットな立場なので、ミワコさんの気持ちはすごくわかります。
だからこそ、みんなと同じ目線で話せると思っています。
SMについて、SじゃなくてもMじゃなくても、こういうカルチャーが好きでもいいんじゃないかなって。
CLUB DOMAを、誰にとってもやさしい空間にしたいと考えています。
好きなことを伝えるのもいいですし、言えないのだって個性だと思うんです。
どんな思いだって、否定されたくないじゃないですか。
それぞれの個性や考え方があるから、みんなを応援したいです。
快楽とは、自己の解放
ミワコさんにとって、快楽とはなんでしょうか?(NUKITIMESのテーマ)快楽を追求することとは何だと思いますか?
自己の解放ではないでしょうか。
自分のことを認めてもらえる、受け入れてもらえることが、快楽に通じる気がします。
緊張している状態では、素の自分を出すことはなかなか難しいと思います。
だからこそ、リラックスできる状態であることが大事です。
性についても、人それぞれいろいろなバックグラウンドがあるし、私は否定したくないです。
否定しないことが、本当の多様性につながると思っています。
ミワコさんにとって、SMとはどのようなものですか?
SMとは、精神的な究極のコミュニケーションだと思っています。
自分の秘密を打ち明ける関係って素敵です。
自分は自分のままでいい
お店を引き継ぐ時に、SMプレイヤーではないことへの不安はなかったのでしょうか?
このお店のオーナーになる時、初めて自分の意思ではない“運命”というものを感じました。『私がやるしかない』って。
だから、不思議と不安は小さかったです。
最初はSMについて、自分はどこに当てはまるんだろうって、いろいろ考えて実践もしてみました。
でも、ある時『自分は自分のままでいいんじゃないか』って気づいたんです。
SMというカルチャー自体はすごく好きですし、こういう場所は絶対に必要だと思っています。
CLUB DOMAを、縁のつながるお店にしていきたいと思っています。
初めてCLUB DOMAへ遊びに来た時は、「ちょっと行ってみたいなあ」くらいだったというミワコさん。
現在は、31年続く老舗SMバーの オーナーママです。
重厚な扉を開け、螺旋階段を下りた先に広がる秘密の世界。
初めて訪れる時は、少し緊張するかもしれません。
インテリアが気になる。
ボンテージファッションが好き。
SMカルチャーに興味がある。
そんな軽い気持ちで遊びに行ってもいいのかもしれません。
CLUB DOMAとの縁は、そんな「ちょっと行ってみたいなあ」から始まるのかもしれません。
CLUB DOMA
住所:〒650-0004 兵庫県神戸市中央区中山手通1丁目22-19 藤正第二ビル B1
営業時間:19:00-24:00
定休日:日曜&祝日の月曜日
料金システム:チャージ男性6000円〜
女性4000円〜
ドリンク代1000円〜
公式litlink:https://lit.link/club_doma
公式Instagram:https://www.instagram.com/club_doma/
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