本当の透明になるためにここに居る
見違えるほどに敷き詰められた嘘の城
脆弱な言葉のより紐で繋がれた鎖は
呆れた目で見つめるお姫さまの言祝ぎで終わる
不器用な挨拶で笑われたことの慰めを
指先に感じたままの真っ暗な帰り道
辛うじて覚えてる誰かの呟きを今も
どこかに投げたいけれどもう腕は動かない
どんなにうるさくしていても
見えない見えない見えないの本当に
だから目を閉じても開けても一緒
空に溶けそうな涙を一個だけ持ってこう
偽物の透明を剥ぐためにここに来た
間違える度に埋め尽くされた媚びの庭
退却の叫びの逃げ遅れ捕まえた心は
震えた手で触れてる王子様の独白で消える
不躾な登場で疎まれたことの反省を
耳元に感じたままの真っ白な光る道
苦労して覚えても誰かの靴底で今も
どこかへ捨てたいけれどもうそれは動かない
そんなにうるさくしないでよ
見えない見えない見えないのいつまでも
だから手を振っても待っても一緒
海に溶けそうな答えを一個だけ持ってこう
超えられない光の壁は遠く近く
儚い根城の歌を呼び覚ましていく
知らない誰かがくれる硫酸ドリンク
始まりも終わりも延期でまた明日
どれかどれか選ばなきゃ選ばれない
迷ってるうちに何もなくなっていく
空っぽのショウケイスの前で座り込む
そのうち閉店して解体して土になる
どんなにうるさくしていても
見えない見えない見えないの本当に
だから目を閉じても開けても一緒
空に溶けそうな涙を一個だけ持ってこう
従った命令に忠実な透明の色
二度と戻れないままで誰かを避けてる
このまま本音まで透明になってしまえば
あの空が迎えてくれるのだろうかなんて
その前に蒸発しないだろうかなんて
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