重さのないため息を纏い
鎖にして引きずったのなら
下らない感情を振りほどける
すぐに振り向いて羽みたいに


ひと筆書きの簡単な脳みそを僕は
ありもしない虚栄で飾り散らして
きみ一人だけオーディエンスを背に
威嚇しながら不戦敗を繰り返す

ありもしない万能感を両手にして
誰とも手を繋げなくなってしまう
傷だけは意味も無く増えていくのに
掠れた等吠えはもう誰も聞こえない

夜泣きのように汽笛のように
合図となって岸を離れていくのは
大人のように保護者のように
セピアに見える僕の愚かな声だ


引きずり出した残念な脳髄を僕は
見えやしない虚構で威張り散らして
きみ一人だけ審査員席を前に
自慢しながら不戦勝を語り出す

寄せ付けない全能感を胸に抱いて
誰かの声聞こえなくなってしまう
過去だけは意味も無く積まれゆくのに
掲げた拳にはもう何も入ってない

花火のように火薬のように
小さく舞って波に飲まれていくのは
子どものように飽きてくように
路肩に捨てる僕の僅かな意志だ


童心に戻りたいって大人は馬鹿にする
中心で目立ちたいって子どもは馬鹿を見る
そこに境界線を引くのはいつだって僕らで
断りもなく蔑んだ目で見られながら今日も

願いを叶えた後の気持ちは長く続かない
終わらせた後の記憶はどこにも残らない
汚い足跡だけを誰かが見ながら笑ってる
その笑い声だっていつかは聞こえなくなる

スタートラインに立てない悔しさを
捨てる義務を得れば偉くなれるのかな


夜泣きのように汽笛のように
合図となって岸を離れていくのは
大人のように保護者のように
セピアに見える僕の愚かな声だ

花火のように火薬のように
小さく舞って波に飲まれていくのは
子どものように飽きてくように
路肩に捨てる僕の僅かな意志だ


吐き出した泣き言も
逃げ出したうわごとも
忘れてくれるよね?
忘れてほしいよね?

消えゆく足跡に安堵して
もう誰のことも願わずに済むなら
この祝福を誰に送ろうか
おめでとうありがとう


良い夢を
良い旅を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

溜息の翼

閲覧数:58

投稿日:2026/07/21 21:26:48

文字数:860文字

カテゴリ:歌詞

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