グローバル・チーフ・コーポレート・アフェアーズ・オフィサー メッセージ
㈱電通グループ
グローバル・チーフ・コーポレート・アフェアーズ・オフィサー綿引 義昌
インテグリティを最優先に行動する組織へ
インテグリティとは何か。それは、規則を守ることにとどまらず、常に社会に照らして自らの行動を問い続ける姿勢であり、あらゆる判断の拠り所となるものです。役員・従業員一人ひとりが、こうした価値観を自分ごととして体現できる組織への転換を進めていきます。
インテグリティを体現するには、自分に対する問いかけが必要です。「家族に対して自分の仕事をきちんと話せるか」「会社の仲間と共感し合える仕事なのか」「クライアントの皆様に説明して納得いただける仕事なのか」。これは、過去の不祥事を厳粛に受け止め、その反省の上に立ちdentsu Japanの意識行動改革を推進する中で、従業員たちと議論し、行き着いたことです。ガバナンスの実効性が問われる中で、整備した仕組みや制度に心を込め、実践することが求められています。
私はこれまで、電通グループが持株会社体制へ移行した転換期から、dentsu Japanのグループガバナンスの再構築と組織風土改革に取り組んできました。組織やルールの整備に加え、dentsu Japan意識行動改革では、インテグリティを起点に、組織風土や内部統制、法令遵守意識の強化に取り組み、信頼回復に向けた基盤づくりを進めてきました。インテグリティに関する従業員との対話も繰り返し行ってきました。
今後は、法務・コンプライアンス、内部統制及びリスク、サステナビリティを含むグループ全体のガバナンス領域を統括する責任者として、日本での取り組みで得た知見をグループ全体のガバナンスの進化にも生かしていきます。ガバナンスの執行と監督の独立性を高めながら、企業価値向上に貢献していきます。
当社グループのマテリアリティであるインテグリティは、グループガバナンスの重要テーマへの取り組みの礎となるものです。一人ひとりがインテグリティを最優先に行動することは、企業価値向上と事業成長の原動力になります。クライアントの皆様に対する説明責任を徹底し、透明性の高いビジネスを実現する。短期的な利益の追求ではなく、クライアントの皆様と長期的な信頼関係を構築することが、競争優位の確立と持続的な利益の創出につながるものと考えています。
声を上げやすい環境の整備など、さまざまな施策や制度を通じて、インテグリティを重視する企業文化が着実に浸透してきています。こうした文化を定着させ、一人ひとりがインテグリティを最優先に行動する組織を実現することで、クライアントの皆様と社会から信頼される存在であり続けたいと考えています。