動画の音量を適正レベルに自動調整するWebアプリケーション
- 提供された動画の音量が大きすぎる、あるいは小さすぎるので調整したい
- ffmpegやAudacityなどの専門ツールを使えない、使わないひとでも調整可能になると嬉しい
シンプルなWebインターフェースで動画をドラッグ&ドロップするだけで、配信に最適な音量レベルに自動調整
誰でも使える音量調整ツール
- ドラッグ&ドロップだけで操作完了
- インストール不要(ブラウザで動作)
- Before/After測定値の表示
- ラウドネス: -14 LUFS(YouTube/Spotify推奨)
- トゥルーピーク: -1 dBFS(歪み防止)
- ラウドネスレンジ: 11 LU(標準的なダイナミクス)
- MP4, MOV, AVI, MKV, WebM
- Vite: 高速ビルドツール
- ffmpeg.wasm (@ffmpeg/core-mt): ブラウザ内動画処理(マルチスレッド版)
- EBU R128 loudnorm: 音量正規化フィルター
- ✅ Viteプロジェクト構築
- ✅ ffmpeg.wasmマルチスレッド版統合
- ✅ ドラッグ&ドロップUI
- ✅ 2パスloudnorm処理
- ✅ Before/After測定値表示
- ✅ GitHub Pages対応ビルド
- ブラウザでアプリを開く
- 動画ファイルをドラッグ&ドロップ(またはクリックして選択)
- 自動で処理開始(Before測定 → 正規化 → After測定)
- 処理完了後、ダウンロードボタンから
output.mp4を保存
npm installnpm run devnpm run buildnpm run previewより正確な音量調整のため、2パス処理を実装:
1パス目(分析):
ffmpeg -i input.mp4 -af loudnorm=I=-14:TP=-1:LRA=11:print_format=json -f null -2パス目(正規化):
ffmpeg -i input.mp4 -af loudnorm=I=-14:TP=-1:LRA=11:linear=true:measured_I=[1パス目の値]:... output.mp4loudnorm: EBU R128規格に基づくラウドネス正規化I=-14: 統合ラウドネス目標値(LUFS)TP=-1: トゥルーピーク最大値(dBTP)LRA=11: ラウドネスレンジ(LU)linear=true: リニア正規化(2パス目のみ)
マルチスレッド版(@ffmpeg/core-mt)使用により、シングルスレッド版と比較して約4.5倍高速化を実現。
54秒の動画処理時間:
- シングルスレッド: 71.4秒
- マルチスレッド: 15.8秒