コンテンツにスキップ

大多喜駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大多喜駅
駅舎(2017年11月)
おおたき
Ōtaki
(デンタルサポート)
城見ヶ丘 (1.1 km)
(2.4 km) 小谷松
地図
所在地 千葉県夷隅郡大多喜町大多喜264
北緯35度17分11.0秒 東経140度14分38.2秒 / 北緯35.286389度 東経140.243944度 / 35.286389; 140.243944座標: 北緯35度17分11.0秒 東経140度14分38.2秒 / 北緯35.286389度 東経140.243944度 / 35.286389; 140.243944
所属事業者 いすみ鉄道
所属路線 いすみ線
キロ程 15.8 km(大原起点)
電報略号 タキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
171人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1930年昭和5年)4月1日[1]
備考 無人駅(本社社員対応窓口有)
テンプレートを表示
いすみ鉄道本社(駅併設)
大多喜町役場

大多喜駅(おおたきえき)は、千葉県夷隅郡大多喜町大多喜にある、いすみ鉄道いすみ線である。関東の駅百選に選定されている。全ての車両は当駅を拠点に運用される。

歴史

[編集]

年表

[編集]

命名権

[編集]

当駅は命名権(ネーミングライツ)により、千葉県内の訪問歯科であるデンタルサポート株式会社が命名権を取得しており、2009年平成21年)9月よりデンタルサポートを冠した愛称が付与され、各種表記に反映されている[4][5]。当初は1年の契約であったが、さらに契約が延長された[6][7]

駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。いすみ鉄道の本社と併設されている。木造駅舎を有する。

窓口・自動券売機が設置されているが、窓口業務は本社社員が対応しているため現業機関としての駅・職種としての駅員は存在せず、組織上は無人駅である。

1番線と2番線とではホームが離れており(2番線ホームが1番線ホームより上総中野側に寄っている)、駅舎は1番線にある。また、2番線の大原側の端と1番線の上総中野側の端との間に線路を渡る構内踏切がある。2007年(平成19年)3月6日に、新たに三の丸改札口が開通した[2]千葉県立大多喜高等学校に通学する学生を対象に朝夕のみ開かれる[2]

男女別水洗式公衆トイレが駅舎横(改札外)に設置されている。なお、改札内には公衆トイレは設置されていない。駅構内には車庫が設けられ、全車両はここを拠点に運用される。全車両が夜間停泊する他、入換・救援用のモーターカーが留置され、列車を給油する給油所もある。また、この駅では列車連結作業を見ることが可能。

テレビ東京系番組「チャンピオンズ〜達人のワザが世界を救う〜」でいすみ鉄道の支援が行われることとなり、発泡スチロール製本多忠勝像が作成された。完成した本多忠勝像は2008年(平成20年)11月に1番線改札口脇に設置された[3]

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先
1 いすみ線 下り 上総中野方面
2 上り 大原方面

利用状況

[編集]

1日平均乗車人員は171人(2020年度)である[* 1]

近年の一日平均乗車人員推移は以下の通り。

年度 一日平均
乗車人員
2007年 426 [* 2]
2008年 374 [* 3]
2009年 342 [* 4]
2010年 339 [* 5]
2011年 380 [* 6]
2012年 357 [* 7]
2013年 289 [* 8]
2014年 282 [* 9]
2015年 252 [* 10]
2016年 270 [* 11]
2017年 267 [* 12]
2018年 254 [* 1]
2019年 226
2020年 171

駅周辺

[編集]

古くは大多喜城の城下町として栄えた大多喜町の中心市街地に位置し、駅周辺は行政機関、公共施設、中小商店などが点在する。西側には小山[要曖昧さ回避]平山城)、東側には夷隅川が流れる。

バス路線

[編集]

路線によって、駅前のバス停に乗り入れる路線と乗り入れない路線があるので注意が必要である。

「大多喜駅」バス停
のりば 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
大多喜駅 東総元・三又大橋・松野 勝浦駅・塩田病院 小湊鉄道 塩田病院乗り入れは一部のみ
東総元・総元駅前・中野駅・老川 粟又 休日運休
「久保」バス停
のりば 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
久保 市野々・給田・上永吉 茂原駅 小湊鉄道
上瀑小学校前・睦沢役場前・上市場 一宮駅 休日運休
米原・平蔵・市原鶴舞バスターミナル循環器病センター 牛久駅
大多喜車庫

隣の駅

[編集]
いすみ鉄道
いすみ線
城見ヶ丘駅 - 大多喜駅 - 小谷松駅

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、621-622頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 「「三の丸口」開通 いすみ鉄道大多喜駅 新改札口 朝の通学大きく改善」『千葉日報』千葉日報社、2007年3月7日、朝刊、17面。
  3. ^ a b いすみ鉄道「開運駅」(東総元駅)」『広報おおたき』大多喜町役場企画商工観光課、2008年12月、9面。オリジナルの2021年7月3日時点におけるアーカイブ。2021年10月6日閲覧。
  4. ^ いすみ鉄道公式HP「大多喜駅のネーミングライツ決定!!」
  5. ^ 路線図 いすみ鉄道株式会社”. www.isumirail.co.jp. 2019年12月9日閲覧。
  6. ^ 「いすみ鉄道と笑顔」フォトコンテスト
  7. ^ ネーミングライツ募集 いすみ鉄道株式会社”. www.isumirail.co.jp. 2019年12月9日閲覧。
千葉県統計年鑑

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]