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Roman IME — 変換キーを押さない macOS 用日本語入力ソフト(ローカルLLMによるかな漢字変換)。インストール用 pkg は Releases から。Japanese input method for macOS with a local LLM.

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Roman (Roman IME)

Roman IME — 変換キーを押さない macOS 用日本語入力ソフト(ローカル LLM によるかな漢字変換) · 公式サイト · English · brew install --cask taizoy0725/tap/roman

Roman(Roman IME)は、かな漢字変換に LLM(大規模言語モデル)を導入した macOS 用の日本語入力ソフト(IME)です。ローマ字を続けて打つだけで、文脈に合った漢字かなまじり文になります。

打鍵   nihongonyuuryokuhakawaru
        │
        │  打鍵と同時
        ▼
かな   にほんごにゅうりょくはかわる
        │
        │  打鍵が止まると
        ▼
変換   日本語入力は変わる

Roman は、変換キーを押さずに打鍵へ追随して変換が進む「ライブ変換」の一種ですが、打つそばから確定はせず、打鍵の合間にできる間合いをそのまま変換に使います。この打ち方を Roman タッチ と呼びます。

Roman の変換は、辞書による候補生成・AI による評価と判定・あなたの学習と一体で、かな漢字の組み合わせを決定します。この方式を Roman変換 と呼びます(仕組みはユーザマニュアルの §3.1)。

その土台にあるのは、文節のつながりや文脈が定まれば、仮名と漢字の組み合わせは、IME で候補として選べる組み合わせより遥かに少ないという見立てです。その少なくなった組み合わせを AI の学習と規則で絞り込めるなら、思考を妨げる候補選びの作業を減らし、多くの場面で無くすことができると考えます。

Roman はさらに AI などによる誤打鍵の訂正も行うことで、入力そのものの誤りも低減させ、さらに円滑な変換を実現します。

なお、変換も学習も AI もあなたの Mac の中だけで動きます。打った内容がインターネットへ送られることは一切ありません。(通信するのは、インストール時に言語モデルを取得するときと、設定で「新しい版を月1回確認する」を有効にした場合だけです。)

まず動きを見る: 基本操作の概要に、打鍵から変換・候補選択・学習・単語登録までを動画(GIF)でまとめています。

5つの特徴

  • 変換キーいらず — 打鍵を少し止めると自動で変換され、そのまま打ち続ければ確定も自動で進みます。スペースキーは「他の候補を見たいとき」だけ押します。
  • 思考を妨げない — 打っている途中や打ち直している間に表示が急に変わらず、書く手を止めません。
  • 文脈を読んで選ぶ — 前後の文章を手掛かりに、選ぶべき文言・同音異義語を AI が判断します。
  • 使うほど手に馴染む — あなたが選んだ候補を自動で学習し、次から優先します。打ち間違いの癖も学習し、訂正に反映します。
  • すべて手元で完結 — 変換・学習・AI 推論のすべてがローカル処理です。

変換の実績

公開されている評価データ AJIMEE-Bench(日本語Wikipedia入力誤りデータセットから作られた 200 問。前の文がある問題と、ない問題が 100 問ずつ)での実測です。

指標 Roman 1.20 (参考) macOS 標準ライブ変換
第1候補が正解 (Acc@1) 80.5%(前の文なし 83.0% / 前の文あり 78.0%) 64.5%(前の文なし 70.0% / 前の文あり 59.0%)
文字誤り率 (CER) 2.38% 4.19%

読みを入力し、実際に使うときと同じ経路(辞書・AI の採点・文脈での選び直し)を通して、画面に出る表記をそのまま答えとしています。macOS 標準ライブ変換の値は、同じ Mac・同じ日(2026-08-20)に同じ 200 問をテキスト欄への自動打鍵で通し、確定された表記を答えとした参考実測です(macOS 側にも使用者の学習履歴がある状態)。測り方の詳細はユーザマニュアル §3.1を参照してください。

必須動作環境

項目 要件
CPU Apple Silicon の Mac(AI をローカル実行するため。Intel Mac は対象外)
メモリ 16 GB 以上
ストレージ 約 8 GB の空き(本体 0.4 GB+言語モデルと実行環境 4.8 GB+作業領域)
OS macOS 14 以降

推奨性能

項目 推奨
CPU M4 以上
メモリ 24 GB 以上

16 GB の Mac では、常駐で約 5.5 GB を使う AI (Qwen) を導入しないため、無理なく動作します (2.04 から。下記参照)。24 GB 以上の Mac ではこの AI が入り、変換の精度が上がります。

文脈から表記を選び直す AI (Qwen) について

この AI は Roman のオプションです (2.04 から)。常駐で約 5.5 GB を使うため、メモリ 24 GB 以上の Mac にのみ導入されます。

16 GB の Mac では導入せず、辞書ラティスと BERT(日本語事前学習付きトランスフォーマ)で変換します。24 GB 以上の Mac では、Roman 設定の「裁定役 (Qwen) を使う」から後で止めることもできます。

本書の位置づけ

本ドキュメントは、動作環境とインストール方法を扱います。インストール後の操作方法・設定・トラブルシューティングは、ユーザマニュアルを参照してください。

インストール方法

所要時間は 15〜45 分程度です(大半はモデルのダウンロード時間で、回線速度によります。取得量は 24 GB 以上の Mac で約 4.8 GB、16 GB の Mac で約 2.0 GB です)。上から順に進めてください。

別途ご用意いただくものはありません。 かな漢字変換に使う AI・言語モデルの実行環境・変換サーバ・Python まで、すべてインストーラに入っています。候補の採点に使う BERT(日本語事前学習付きトランスフォーマ)と、文脈で候補を選び直す Qwen だけは、インストールが終わったあとに確認のうえ取得します。

このうち Qwen は搭載メモリ 24 GB 以上の Mac にのみ導入されます(オプション)。16 GB の Mac では BERT だけを取得します(実行環境を含め 約 2.0 GB。24 GB 以上では 約 4.8 GB)。

1. Roman 本体および言語モデルをインストールする

Roman 本体(パッケージ)をインストールしたあと、続けて Roman が使う言語モデルが取得されます。

パッケージ(Roman 本体)のダウンロードとインストール

リリースページから最新の pkg をダウンロードし、ダブルクリックして、画面の指示に従い Roman をインストールします。入力メソッドをシステムの領域へ入れるため、途中で管理者パスワードを求められます。

Roman 本体のほかに、変換辞書・AI モデル (zenz)・その実行環境 (llama.cpp)・形態素解析器 (kuromoji.js)・Node.js・CPython が一緒に入ります(インストール後 約 390 MB)。これらを別途ご用意いただく必要はありません。 一覧は付録1: インストールされる第三者ソフトウェアを参照してください。

インストールが終わったら、「インストールが完了しました」の画面で「閉じる」を押してください。 ここから先の案内は、閉じたあとに一つずつ出ます(途中に割り込まないようにしているためです)。

入力ソースの有効化を許可する

「閉じる」を押すと、Roman が入力ソースとして使えるよう、macOS が確認します。

"Roman" が "Roman" を有効にすることを許可しますか?

許可を押してください。これで Roman が入力ソースとして有効になります。

許可しないを押した場合、Roman は入力ソースとして有効になりません。あとから システム設定 > キーボード > 入力ソース > + で「日本語 - Roman」を追加できます。

言語モデルの取得(自動)

続いて、Roman はお使いの環境に何が足りないかを調べます。ollama をお使いで Qwen を入れている場合、ご自身で BERT の環境(~/.roman-bert)を作っている場合、~/.cache/huggingface に同じ BERT モデルがある場合は、それらを使います。

不足が無ければ確認は出ず、そのままインストールの完了の案内へ進みます。 不足があるときだけ、次の確認が出ます。表示される容量は不足分だけです。

言語モデル (Qwen・BERT) をダウンロードします Roman は前後の文脈から表記を選び直すために言語モデル (Qwen) を使います。候補の採点に BERT (日本語事前学習付きトランスフォーマ) を使います。 不足しているものを約 4.8 GB ダウンロードします。ダウンロードは初回の一度だけで、以後 Roman が通信することはありません。 いま取得しますか? NO / YES

16 GB の Mac では Qwen を導入しないため、名前も容量も BERT だけになります。

言語モデル (BERT) をダウンロードします 候補の採点に BERT (日本語事前学習付きトランスフォーマ) を使います。 不足しているものを約 2.0 GB ダウンロードします。ダウンロードは初回の一度だけで、以後 Roman が通信することはありません。 この Mac は搭載メモリ 16GB のため、文脈から表記を選び直す AI (Qwen) は導入しません (24GB 以上の Mac で導入されるオプションです)。変換は辞書と BERT で動きます。 いま取得しますか? NO / YES

YES を選ぶと、不足しているものだけを取得します(すでにお持ちのものは改めて取得しません)。その場で取得が始まり、進み具合を示すウィンドウが出ます(下記)。この確認は一度だけで、以後は出ません。

NO を選ぶと取得は行われません(この確認も以後は出ません)。この状態でも変換は動きますが、辞書だけの変換になり、候補の採点(BERT)と文脈による選び直し(Qwen)は働きません。あとから取得する方法、およびご自身で用意する方法は付録2: 言語モデルを自身で用意する場合を参照してください。

取得されるものの一覧(提供元・ライセンス・容量)と、BERT・Qwen それぞれの説明は付録1: インストールされる第三者ソフトウェアにまとめています。

取得中の進み具合

言語モデルを取得している間は、進み具合を示す小さなウィンドウが出ます(「Qwen (言語モデル) 1.3 / 2.8 GB (45%)」「BERT の環境を用意しています…」のように表示します)。16 GB の Mac では BERT の行だけが出ます。

  • 「隠す」を押してもダウンロードは続きます。 邪魔なときは閉じてかまいません
  • 取得が終わるまで、Mac をログインし直さないでください。 ログアウトすると取得が中断します

インストールの完了

言語モデルが揃った時点で、次の案内が出ます。OK を押せば手順 1 は終わりです。

Roman のインストールが完了しました。 言語モデルの取得が終わり、候補の採点 (BERT) と文脈による選び直し (Qwen) が有効になりました。

このあと次により Roman が有効になります (1) Mac からログアウト後ログインする (2) メニューバー右上の入力メニューから Roman を選択する

言語モデルがすでに揃っていた場合は、2行目が無い((1)(2) だけの)案内が出ます。NO を選んだ場合は「言語モデルは取得しませんでした。あとから取得できます」に変わります。取得に失敗した場合もその旨をお知らせします(Roman 設定… の「言語モデルを取得…」からやり直せます/付録2)。

先ほどの確認で許可しないを選んでいた場合は、案内の手順が3つになり、先頭に「システム設定 > キーボード > 入力ソース > + から『日本語 - Roman』を追加する」が入ります。

2. ログインし直してから、入力ソースを選択する

入力ソースへの追加はインストーラが済ませています。 反映にはログインし直しが必要です。

  1. 一度 Mac からログアウトし、ログインし直してください(言語モデルの取得中は避けてください。取得が中断します)
  2. 画面上部のメニューバー右側にある入力メニュー(いま選ばれている入力ソースのアイコンが出ています)から Roman を選択します。一覧に Roman が出ないときは、システム設定 > キーボード > 入力ソース > 編集 を開き、+ から「日本語」の中の Roman を追加してください
  3. 最初に入力するとき、アクセシビリティの許可を求められます。システム設定 > プライバシーとセキュリティ > アクセシビリティ で Roman を有効にしてください。変換中の Esc キーをアプリから保護する(下線が壊れるのを防ぐ)ために使います。許可しなくても入力はできますが、一部アプリ(Electron 系)で Esc の挙動が不安定になります。

3. 動作を確認する

テキスト編集などで Roman に切り替え、nihongo と打って「日本語」と表示されれば完了です。

うまくいかないときは、次のコマンドで状態を確かめられます。

curl -s http://127.0.0.1:8765/api/status
表示 意味
応答がない 変換サーバが動いていません。手順 1 をやり直してください
"zenz":false かな漢字変換の AI が動いていません。手順 1 をやり直してください
"bert":false 採点用の Python 環境が見つかりません。付録1の(1)BERT、または付録2を確認してください
"backend":"mock" 汎用の言語モデルがありません。付録1の(2)Qwen、または付録2を確認してください

4. Roman を使用する

インストールは以上です。操作方法・設定・困ったときの対処はユーザマニュアルにまとめています。

No 知りたいこと 参照先
0 まず一通り動きを見る(GIF) 基本操作の概要
1 打ち方と変換の進み方(Roman タッチ) §3.2 基本の入力
2 他の候補を見る・選ぶ §3.4 候補ウィンドウ
3 学習のしくみと消し方 §3.5 学習
4 変換の間合い(タメ)などの調整 §4 設定
5 変換されない・Esc が効かない §6 トラブルシューティング

付録1: インストールされる第三者ソフトウェア

Roman が使う第三者のソフトウェアは、pkg に同梱して一緒に入るもの(下記 1)と、インストールの最後に公式配布元から取得するもの(下記 2)に分かれます。いずれもご自身で用意する必要はありません。

1. 同梱される第三者ソフトウェア

pkg をインストールすると、Roman 本体のほかに次のものが一緒に入ります(インストール後 約 390 MB)。

No 名称 概要 版 役割
1 変換辞書・組織名リスト mozc の OSS 辞書と Wikidata に由来する語彙データ — 語彙と接続コストで変換候補を組み立てる
2 zenz-v3-small かな漢字変換に特化した小型の AI モデル — 辞書で覆えない読み(新語など)を、読みに忠実に変換する
3 llama.cpp AI モデルを Mac 上で動かすための実行環境 b9960 zenz を動かす
4 kuromoji.js 日本語の形態素解析器 0.1.2 独立した3つの用途に使う。(1)候補の絞り込み — zenz が作った候補から、打鍵した読みと違うものを捨てる (2)言い換えの単位づくり — 変換後の文を文節に区切り、文節ごとの言い換え候補を作る (3)学習の選別 — 自動学習で名詞だけを拾い、活用形が辞書に紛れるのを防ぐ
5 Node.js JavaScript の実行環境 v22.23.2 上記すべてを載せた変換サーバを動かす
6 CPython Python の実行環境 3.12.13 下記で取得する BERT を動かす。Python を別途入れる必要をなくすために同梱している

※ mozc は Google が公開しているオープンソースの日本語入力ソフトです。Roman が使っているのはその辞書データ(語彙と、語と語のつながりやすさを表す接続コスト)だけで、変換の仕組みそのものは Roman の書き下ろしです。

適用されるライセンスは利用条件にまとめています。

2. 取得される第三者ソフトウェア(言語モデル)

これらは配布物には含まれておらず、お使いのマシンへ直接ダウンロードされます。BERT と Python パッケージはそれぞれの公式配布元から、Qwen は Qwen 公式のモデルを本プロジェクトが GGUF 形式に変換・4ビット量子化したものを本プロジェクトの Release から取得します(Apache 2.0・改変あり)。取得先は次のとおりです。

No 名称 概要 提供元 ライセンス 容量
1 bert-base-japanese-v3 日本語 BERT のモデル 東北大学 自然言語処理研究室(Hugging Face) Apache 2.0 約 0.9 GB
2 PyTorch・transformers・fugashi・unidic-lite BERT を動かすための Python パッケージ PyPI BSD-3 / Apache 2.0 ほか 約 1.1 GB
3 Qwen3.5-4B (GGUF・4ビット量子化) 汎用の言語モデル 元モデル: Alibaba Cloud / Qwen(Hugging Face)。変換・配布: 本プロジェクトの Release Apache 2.0(改変あり) 約 2.8 GB

合計 約 4.8 GB をダウンロードし(Qwen を導入しない Mac では No.1・2 だけの 約 2.0 GB)、~/Library/Application Support/Roman/state/ 配下に置きます。Roman をアンインストールすれば一緒に消えます。

(1)BERT

候補の自然さを採点するのに使います。Python の実行環境は Roman に同梱しているので、Python を別途入れる必要はありません。

Roman が用意するもの(~/Library/Application Support/Roman/state/bert-venv/):

  • PyTorch・transformers・fugashi・unidic-lite(約 1.1 GB)
  • BERT モデル tohoku-nlp/bert-base-japanese-v3(約 0.9 GB、Apache 2.0)

Roman は同梱の Python だけを使い、お使いのマシンの Python 環境(Homebrew・pyenv・PYTHONHOME などの設定)には影響を受けません。逆に、Roman が入れるものがお使いの Python 環境を汚すこともありません。

(2)Qwen

前後の文脈から候補を選び直したり、打ち間違いを推し量ったりするのに使います。Roman はこのモデルを同梱の推論エンジンで動かすので、ollama などを別に用意する必要はありません。

取得したモデルの置き場所は ~/Library/Application Support/Roman/state/models/ です。

モデルを使わない場合

メモリが 24 GB 未満のマシンでは、Qwen を取得も常駐もしません (2.04 から)。この場合も変換は動きます — 辞書ラティスと BERT、zenz で変換し、文脈による選び直しだけが働かない状態になります。

24 GB 以上のマシンでも、Roman 設定の「裁定役 (Qwen) を使う」を外せば同じ状態にできます。外すと常駐しているプロセスも終了し、約 5.5 GB が解放されます。入れ直せばその場で起動します。


付録2: 言語モデルを自身で用意する場合

インストール時の確認で NO を選んだ場合や、取得が途中で失敗した場合、すでに ollama や BERT の環境をお持ちの場合は、次のいずれかで用意できます。取得の対象と容量は付録1を参照してください。

A. あとから Roman に取得させる

入力メニューの Roman 設定… を開き、「言語モデルを取得…」を押します。不足しているものだけを取得します(Qwen だけが無ければ Qwen だけ、BERT の環境だけが無ければそれだけ)。

このボタンは不足があるときだけ表示されます。すべて揃っている場合は現れません。取得中は「取得の進み具合…」、失敗したあとは「言語モデルの取得をやり直す…」に変わります。

B. ご自身で用意する

Roman は、お使いの環境に既にあるものを見つけたらそちらを優先し、二重には取得しません。

BERT(候補の採点)

No 用意するもの 置き場所 備考
1 Python 環境(PyTorch・transformers・fugashi・unidic-lite) ~/.roman-bert/venv ここに venv があればそちらが使われ、ダウンロードは行いません
2 BERT モデル tohoku-nlp/bert-base-japanese-v3 ~/.cache/huggingface 同じモデルが既にあればそれを使います

Roman が自分で用意する場合の置き場所は ~/Library/Application Support/Roman/state/bert-venv/ です。同梱の Python だけを使うため、お使いのマシンの Python 環境には影響しません。

Qwen(文脈による選び直し)

すでに ollama をお使いなら、そちらが優先されます(Roman は動いている ollama を見つけると、そのまま使います)。

ollama pull qwen3.5:4b

GGUF を手元に置いて使うこともできます。~/Library/Application Support/Roman/state/models/ に Release の2ファイル(分割ファイルはそのまま)を置けば、Roman が起動時に見つけます。


付録3: アンインストール

Roman をアンインストールするには、次のコマンドをターミナルから実行ください。

launchctl bootout gui/$(id -u)/com.mobazou.roman.server; rm -f ~/Library/LaunchAgents/com.mobazou.roman.server.plist; rm -rf ~/Library/"Application Support"/Roman; sudo rm -rf "/Library/Input Methods/Roman.app"

入力ソースからの削除は、システム設定 > キーボード > 入力ソース > 編集 で行います。

Roman が入れたものはすべて上のコマンドで消えます — 言語モデル(BERT・Qwen、実行環境を含め 約 4.8 GB。Qwen を導入していない Mac では 約 2.0 GB)も Python の実行環境も ~/Library/Application Support/Roman/ の下にあるためです。学習データも同時に消えるので、残したい場合は先に state/ フォルダをコピーしてください(ユーザマニュアル §3.5 学習データの保存場所)。

ご自身で別途入れたものだけは残ります。 他の用途にも使うものなので、必要に応じて個別に消してください(Roman はこれらを消しません)。

No 残るもの 消し方
1 ご自身で作った BERT の Python 環境 rm -rf ~/.roman-bert
2 ご自身で取得した BERT モデル rm -rf ~/.cache/huggingface/hub/models--tohoku-nlp--bert-base-japanese-v3 ※
3 ollama で入れた Qwen ollama rm qwen3.5:4b ※
4 ollama 本体 /Applications の Ollama.app を削除

※ No.2 の ~/.cache/huggingface と No.3 の ~/.ollama には、Roman 以外で取得したモデルを入れた場合、それらも同じ場所に入っています。フォルダごと消さず、上表のとおり対象を選んで消してください。


フィードバック

このリポジトリはドキュメントとご意見の受付を目的としています。ソースコードは含まれていません。

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コードのプルリクエストは受け付けておりません。詳細は CONTRIBUTING.md をご覧ください。

利用条件

本ソフトウェアの著作権は作者に帰属します。個人の方は無償でお使いいただけます(個人事業主・フリーランスの方の業務利用を含みます)。法人・団体の業務でのご使用は有償で、事前に作者との商用ライセンス契約が必要です。ご相談は X の @mobazou 宛のダイレクトメッセージへお願いします。

ソースコードは公開しておらず、再配布・改変はできません。詳しい利用条件は TERMS.md を参照してください。

開発を支援する

個人の方からの任意の寄付を GitHub Sponsors で受け付けています。Roman を気に入っていただけたら、開発の継続を支援していただけると嬉しいです。

同梱している第三者コンポーネントには TERMS.md ではなく、下表のライセンスがそれぞれ適用されます。

No 名称 概要 適用されるライセンス
1 変換辞書 mozc の OSS 辞書に由来する語彙と接続コスト BSD-3-Clause、および語彙に対する IPAdic (NAIST) / ICOT Free Software の条件(一部にパブリックドメインの沖縄辞書を含む)
2 組織名リスト Wikidata に由来する組織名の語彙 CC0 1.0
3 病名・症状リスト 万病辞書(奈良先端科学技術大学院大学)に由来 CC BY 4.0
4 医薬品の成分名リスト 厚生労働省の公表資料に由来(Roman が加工したもので、同省が作成・公表したものではありません) 公共データ利用規約(第1.0版)
5 慣用句・ことわざリスト JMdict(EDRDG)に由来 CC BY-SA 4.0
6 固有名詞リスト 人物の姓名・地名・駅名・組織名・会社名。JMnedict(EDRDG)に由来 CC BY-SA 4.0
7 単漢字リスト 常用漢字の音読み・訓読み。KANJIDIC2(EDRDG)に由来 CC BY-SA 4.0
8 UniDic 移植辞書 現代書き言葉 UniDic(国立国語研究所)から移植した語。収録の選別に JMdict(EDRDG)を使用 修正BSD(UniDic)+ CC BY-SA 4.0
9 上場会社名リスト 金融庁 EDINET コードリストに由来(Roman が加工したもので、同庁が作成・公表したものではありません) 公共データ利用規約(第1.0版)
10 顔文字リスト mozc の OSS データに由来 BSD-3-Clause
11 絵文字リスト 収録する字と並び順は Unicode の絵文字データ(Emoji 17.0)に、読みは mozc の OSS データに由来 Unicode License v3 + BSD-3-Clause
12 zenz-v3-small かな漢字変換モデル © Miwa Keita。モデルの重みのみを無改変で同梱 CC BY-SA 4.0
13 llama.cpp zenz と Qwen を動かす推論ランタイム MIT
14 kuromoji.js 形態素解析器。同梱辞書 mecab-ipadic には IPADIC 条項が適用される Apache-2.0
15 lodash / async / doublearray / zlibjs kuromoji.js が内部で使うライブラリ MIT
16 Node.js 変換サーバの実行環境 MIT
17 CPython BERT を動かす Python の実行環境 PSF License

zenz-v3-small について同梱しているのはモデルの重みだけです。zenz の辞書は同梱していません。 上表の変換辞書はこれとは別に、mozc の OSS 辞書に由来するものです。

各ライセンスの条文全文と、配布物のどこに条文を収めているかは ライセンス と 辞書データのライセンス条文 に記載しています。

なお、Roman がインストール時に取得する BERT・Python パッケージ・Qwen は配布物に同梱しておらず、それぞれの提供元のライセンス(Apache 2.0 / BSD-3 ほか)が直接適用されます(付録1の表を参照)。


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