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比嘉奈津美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
比嘉 奈津美
ひが なつみ
生年月日 (1958-10-03) 1958年10月3日(66歳)
出生地 日本米国統治下の沖縄コザ市
(現日本の旗 日本沖縄県沖縄市
出身校 福岡歯科大学
前職 歯科医師
所属政党 自由民主党茂木派
称号 歯学士
公式サイト 自由民主党|比嘉なつみ

選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2021年10月21日 - 現職

選挙区沖縄3区→)
比例九州ブロック
当選回数 2回
在任期間 2012年12月19日[1] - 2017年9月28日
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比嘉 奈津美(ひが なつみ、1958年10月3日 - )は、日本政治家歯科医師自由民主党所属の参議院議員(1期)、参議院厚生労働委員長衆議院議員(2期)、環境大臣政務官を務めた。

経歴

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米国統治下の沖縄コザ市(現在の沖縄県沖縄市)に生まれる。コザ教育区立諸見小学校、コザ中学校を経て、1974年浦添市に新設された昭和薬科大学附属高校に進学した[2]。小学6年生時にはコザ暴動を目の当たりにした[3]。その後福岡歯科大学へと進学し、1986年に卒業[4]

卒業後は沖縄県の久米島へと渡って歯科医師となり、後に沖縄市内に「なつみ歯科医院」を開院した。また2006年からカンボジアでの歯科医療ボランティアに携わるようになった[2]2009年4月には沖縄県歯科医師会の副会長に就任した[4]

2011年12月嘉数知賢の後任として自民党沖縄3区支部長に就任[5]

2012年12月の第46回総選挙では「TPP参加反対」「米軍普天間基地の県外移設」[6] などを公約に掲げて選挙戦に臨み、日本未来の党公認の現職・玉城デニーを破り初当選。翌2013年11月には普天間基地移設問題に関しては名護市辺野古への移設を容認する方向に転換した(後述)[7]

2014年12月14日第47回衆議院議員総選挙では、小選挙区では玉城に敗れるも重複立候補していた比例九州ブロック比例復活となり、再選を果たす。

2016年8月5日第3次安倍第2次改造内閣で、環境大臣政務官に就任[8]

2017年10月22日第48回衆議院議員総選挙では、玉城に敗れ、比例復活もならず落選。惜敗率0.017パーセントの差で宮崎政久に次点を譲る形となった。

2019年7月の第25回参議院議員通常選挙で、自民党は比例代表に特定枠2人を含め計33人の候補者を擁立し、19議席を獲得。比嘉は日本歯科医師連盟の支援を受けるも[9]、18番目の得票数(特定枠を含むと20番目)により、次点で落選した[10][11]

2021年10月、比例区選出の北村経夫参議院議員が参議院山口県選挙区補欠選挙への立候補により退職(自動失職)したことに伴い、同月20日の選挙会で比嘉の繰り上げ当選が決定した(官報告示は翌21日付)[12][13]

政策・主張

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  • 憲法改正に賛成[要出典]集団的自衛権の行使を容認すべきとする[要出典]
  • 核武装は将来に渡って検討すべきでないとしている[14]
  • 選択的夫婦別姓制度導入について、「どちらとも言えない」としている[15]
  • TPPへの参加に反対しており、農業分野への関税は維持されるべきと主張している[14]
  • 東村高江でのヘリパッド建設問題については、北部訓練場の返還が進むことを理由に賛成している。ただしオスプレイを使用した訓練は認めるべきではないとしている[6]
  • 比嘉は第46回総選挙出馬に際して「普天間基地の県外移設」を公約として掲げており、基地移設先に関する考えを問う毎日新聞の候補者アンケートに対しても「沖縄県以外の国内」と回答していた[14]。また当初掲げていた県外移設方針を後退させた民主党政権に対しては「マニフェストを破って県民の心を傷つけた」と批判を寄せていた[3]
  • 女性宮家の創設に賛同している[14]。ただし所属する自民党内では女性宮家への反発が強い[18]

人物

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旧統一教会との関係

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ジャーナリスト鈴木エイトが作成した「旧統一教会関連団体と関係があった現職国会議員168人」によれば、旧統一教会関連団体との関係について、かつて教団関連イベントに参加していたとされる[19]

所属団体・議員連盟

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脚注

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  1. ^ 平成24年(2012年)12月19日沖縄県選挙管理委員会告示第54号(衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人)
  2. ^ a b プロフィール|衆議院議員比嘉なつみ”. 比嘉奈津美. 2013年12月24日閲覧。
  3. ^ a b “【速報】県内19人届け出 衆院選公示 過去最多”. 琉球新報. (2012年12月4日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-199904.html 2013年12月24日閲覧。 
  4. ^ a b “時事ドットコム:国会議員 比嘉 奈津美(ひが なつみ)”. 時事通信. https://www.jiji.com/jc/giin?d=657c5ecfb74bce6c34a6b7fbfb9df9c6&c=syu 2013年12月24日閲覧。 
  5. ^ “衆院沖縄3区に新人=自民”. 時事通信. (2011年12月26日) 
  6. ^ a b “4氏 辺野古移設反対 衆院3区立候補予定者座談会”. 琉球新報. (2012年11月24日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-199574.html 2013年12月24日閲覧。 
  7. ^ a b “普天間移設で自民5氏、辺野古容認 県連も転換へ”. 琉球新報. (2013年11月26日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215810.html 2013年12月24日閲覧。 
  8. ^ 副大臣.20人交代 閣議決定
  9. ^ 次期参院選比例代表選挙は比嘉奈津美氏を組織として支援―日本歯科医師連盟
  10. ^ 比例 自由民主党”. 参院選2019 NHK選挙WEB. NHK. 2022年7月11日閲覧。
  11. ^ 労組系、立・国で明暗=自民、郵政が集票力発揮-比例【19参院選】時事ドットコム2019年7月22日付
  12. ^ 『官報』第600号1頁 令和3年10月21日号「令和元年七月二十一日執行の参議院比例代表選出議員の選挙における名簿届出政党等に係る欠員による繰上補充による当選人の住所及び氏名に関する件(中央選挙管理会二三)
  13. ^ 自民・比嘉氏が繰り上げ当選:時事ドットコム - 2021年10月20日
  14. ^ a b c d “2012衆院選 沖縄3区 比嘉奈津美”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A47003004004 2013年12月24日閲覧。 
  15. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
  16. ^ “選挙時の「普天間」公約 全国会議員「県外」 県議「県内」主張はゼロ”. 琉球新報. (2013年11月22日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215646.html 2013年12月24日閲覧。 
  17. ^ “「辺野古」反対は離党勧告 自民幹部 県選出議員に示唆”. 琉球新報. (2013年11月16日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215383.html 2013年12月24日閲覧。 
  18. ^ “衆院選:「女性宮家」 皇室典範改正、自民内に強い反発”. 毎日新聞. (2012年12月1日). http://mainichi.jp/feature/koushitsu/news/20121201k0000e040188000c.html 2013年12月24日閲覧。 [リンク切れ]
  19. ^ 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染-追跡3000日』小学館、2022年。ISBN 978-4093801232 p307~318

関連項目

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外部リンク

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公職
先代
白石徹
鬼木誠
日本の旗 環境大臣政務官
井林辰憲と共同

2016年 - 2017年
次代
­ 笹川博義
武部新
議会
先代
山田宏
日本の旗 参議院厚生労働委員長
2023年 -
次代
現職