長嶋茂雄(元巨人)のライバルとして、何度も名勝負を繰り広げた村山は、計5度の1点台以下のうち、3度が1点台前半以下。監督を兼任し、先発とリリーフの両方をこなしていた70年にマークした0.98は、2リーグ制下の日本記録だ。リーグ2位の平松政次(元大洋=1.95)に1点近い大差をつけてみせた。
この年は、最初の登板を終えた時点の1.80が、年間を通じて最も悪い防御率。投球イニング数が156回と多くなかったとはいえ、驚異的なシーズンだったと言える。村山は2リーグ制下のシーズン防御率で、歴代5位までに1位、3位(1.19=59年)、4位(1.20=62年)と3回も顔を出す。2位が56年の稲尾、5位が2011年の田中だ。
◇シーズン最高防御率10傑
順位 投手 防御率 年度 投球回数 自責点
①藤本 英雄( 巨 人 ) 0.73 (1943) 432.2 35
②景浦 将(タイガース) 0.79 (1936秋) 57 5
③沢村 栄治( 巨 人 ) 0.81 (1937春) 244 22
④野口 二郎( 大 洋 ) 0.88 (1941) 338 33
⑤林 安夫 ( 朝 日 ) 0.89 (1943) 294 29
⑥森 弘太郎( 阪 急 ) 0.89 (1941) 333.1 33
⑦野口 二郎 ( 翼 ) 0.93 (1940) 387 40
⑧景浦 将(タイガース) 0.93 (1937春) 106.1 11
⑨スタルヒン ( 巨 人 ) 0.97 (1940) 436 47
⑩村山 実 ( 阪 神 ) 0.98 (1970) 156 17
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