廃炉の最前線へ~東電福島第1原発 視察ルポ~

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日本の原子力政策の行方は

 日々、福島で取材していると、「原発事故さえなければ」と思ってしまう。人の代わりに動物が住み着く町の光景や避難者の話。一方、帰省時に接する東京のビルが建ち並ぶ景色や、友人らの話。そのギャップに違和感がある。県外の人は被災地に、どんどん無関心になっていくのではないか。

 世界で初めて原子力発電が行われた2年後の1953年、国連総会でアイゼンハワー米大統領が「Atoms for Peace(平和のための原子力)」と呼ばれる演説を行った。その後、世界的に原子力の平和利用へ注目が高まっていったが、79年に米スリーマイル島、86年には旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリで原発事故が起きた。

 それに続いての東電福島第1原発事故。現在、世界は脱原発の方針を表明する国と推進し続ける国に分かれ、原子力政策の在り方は大きな議論となっている。

 帰り際、改めて旧エネルギー館を見て、日本の原子力政策はどうなっていくのだろうと思った。

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