こうした場面を頭に入れながら今回のチームをチェックして行こう。
まずは日本の強みである投手陣。大谷が離脱し、菅野智之(巨人)、則本昂大(楽天)、石川歩(ロッテ)、武田翔太、千賀滉大(以上ソフトバンク)、牧田、藤浪晋太郎(阪神)、増井浩俊、宮西尚生(以上日本ハム)、岡田俊哉(中日)、秋吉亮(ヤクルト)、松井裕樹(楽天)、平野佳寿(オリックス)という13人になった。
先発要員は武田までの4人。続く4人が「第2先発」として試合を引き継ぐ見通しで、宮西、岡田の両左腕は相手の左強打者キラーという「特命」を兼ねた中継ぎ、秋吉、松井、平野の3人が抑え役の候補となり、「調子や状況を見て使い分ける」(監督)方針で臨む。増井は日本ハムでも救援を経験しているし、球威のある則本、落差の大きいフォークボールを持つ千賀も、場合によっては後ろに回ることができる。
菅野とともに先発の2本柱と考えていた大谷の離脱は、当然痛い。繰り上がる形の石川や武田が、国内で投げているときの実力を、プレッシャーの中でどこまで発揮できるか。ただ、1次ラウンドで65球、2次ラウンドで80球、準決勝・決勝では95球と、投球数に制限がつけられた特殊な大会であり、大谷が快投を演じたとしても、継投が必要になっていた。この点を前向きに考えるしかあるまい。
今回の陣容を、過去3大会と比較してみよう。第1回は、その後メジャーで活躍することになる松坂大輔や上原浩治を擁し、好調だった杉内俊哉と和田毅の両左腕、サブマリンの渡辺俊介もいた。抑え役にはメジャーで活躍していた大塚晶則。質量ともに、かなり充実した陣容だった。
連覇を果たした第2回はさらに豪華だったかもしれない。レッドソックスに移籍した松坂が健在だった上、現在メジャー球団でエース級として活躍している(当時はNPB所属の)ダルビッシュ、岩隈、田中将大の3人がおり、杉内、渡辺俊、涌井秀章、内海哲也ら、実績のある中堅・ベテランと多士済々の観があった。
第3回はダルビッシュ、岩隈、黒田博樹らメジャー勢の参加がかなわず、メジャー移籍前の田中、前田が先発の軸に。杉内、涌井、内海、山口鉄也らが連続出場だった。その後、田中、前田は渡米。彼の地でローテーションの軸となる投手となっている。
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