超ベテランの権藤コーチが、監督や村田善則バッテリーコーチとうまく連携してどんな方程式を導き出すかに注目が集まる。球数制限や延長タイブレーク制などもあり、試合が始まればベンチはさまざまなケースを想定しながら大忙しになるだろう。ベンチが浮き足立つ様子を見せれば、若い投手や経験の少ない捕手陣も動揺してしまう。不測の事態でも落ち着きを失わないベンチワークを、どこまで維持できるか。試合前のシュミレーション、試合中の微修正など、常に複数のプランを携えて臨めるようでないと、競った試合の継投は成功しない。
抑えには平野、松井、秋吉の3人を併用する構想だという。もちろん、誰かが絶好調となれば、その人物が最後を締める形になっていくのだろう。平野は国内で十分な実績を持ち、秋吉、松井も間違いなくいいボールを持っている。ただ、大事な試合の最後の三つのアウトを取るのは、極めて難しい作業だ。ダルビッシュでさえ、09年大会の決勝で9回に1点差を追いつかれている。開幕前の時点で「絶対エース」と呼べる抑えがいないことは、やはり不安要素ではある。
例えば、かつての江夏豊や佐々木主浩、レッドソックスの救援投手として世界一にもなった上原、06年大会の大塚のような存在がいれば、仮に不調で逆転負けを喫したとしても「○○でやられたのだから仕方がない」と割り切ることができる。当然起用に迷いが生じることも少ないだろう。その点、トロイカ体制には迷いの余地が広がる可能性がある。右、左、右横手とタイプが違うだけに、相手打線の状況を見てその都度最善と考える投手を投入する考えなのだろうが…
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