2月22日、宮崎に集合した選手たちを前に、小久保監督はこう言った。「勝つためにすべての決断を下す。勝つためにやっていく。チームでは主力ばかりだが、(選手によっては)そういう役回りではないところも回ってくる。最後の勝利だけが、みんなを救えるものになる」。控えに回っても、勝利のための役回りに徹してほしいという訴えだ。
06年の準決勝で控えに回っていた福留が代打で先制アーチを放ったように、誰にどんな形でチャンスが回ってくるか分からないのが総力戦の面白さ。日替わりでヒーローが誕生するようにでもなれば、チームは勢いを増していく。
小久保監督の自宅の書斎には、痛恨の逆転負けを喫した15年プレミア12大会準決勝の韓国戦を、「継投ミス」の見出しで大きく報じる新聞が掲げられている。「あの悔しさを忘れたくなかったので」と指揮官。また、前回大会の経験者5人も、消化不良に終わった前回のプエルトリコとの準決勝の戦いを何度も思い起こした。
苦い経験を、どう生かすか。雪辱の舞台が、幕を開けた。
(時事ドットコム編集部)
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